新しいピアノの響板の選定です

こんなことができるのも完全受注生産の手作りメーカーならではです

シーズニング響板 それもなんと21年!

エゾ松の100年ものの丸太から採った板を21年もの間寝かせてあるのです

材料は探せばどこかにあるかもしれませんが、

それでピアノを作ってくれる工房は世界中におそらくシュベスターだけでしょう

シーズニング響板 1      シーズニング響板 2

出来の良い新しいエゾ松響板は通常白くきれいに仕上がりますが、

21年も経た板は年輪の皮に近い外側から赤くやけてきます

古いピアノを見ていただけるとわかりますが響板の経年変化が確認できると思います

赤くやけたエゾ松は長いシーズニングを経た後に加工された証ですね

この響板は町田市のKさん宅に10月に納品予定の53esAに使用されます

ドイツアベル社製の特注ハンマーヘッドの到着も待ち遠しいです

早く音を聞いてみたいですね