昨日(24日)シュベスターピアノ製造元、磐田のエスピー楽器を訪ねました。
esptec限定モデルのデザインと内容の詰めの作業で、今回ほぼ固まりましたので2ヶ月くらいで発表できると思います。
お問い合わせいただいた方もうしばらくお待ち願います。
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このグランドは偶然にも私が工場時代に製造したピアノで、25、6年を経て工場に戻ってきているところでした。
懐かしさと愛おしさを感じますね。
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この写真は響板の材料となる赤エゾ松です。
シュベスターでは直径が7、80センチ以上の原木のみ使用しておりますが、今年は手に入らなかったようです。
最近では100年ものの赤エゾ松の仕入れは大変難しくなっております。
現在100台分のストックはあるようなので、とりあえずは安心です。
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昭和30年代のヤマハです、リニュアルのため入院中。
現在のピアノと違って樺材の一枚物の側板です。
元々は黒く塗ってありましたが綺麗な木目を生かした塗装仕上げされます。
こんな幅の広い樺の一枚板は手に入らず今となっては貴重な存在です。
割れ、反りともに無くボディのゆがみもほとんど見られず、素晴らしい状態です。
いかに素材が大切かを目の当たりにさせられます。