昨日磐田の工場に行ったついでに浜松市楽器博物館を訪れました
私のお客様の横浜のSさんが中国地方のお友達から譲り受けシュベスターの工場に預けてあった
おそらくとても古いだろうヤマハのオルガンを一緒に確認に行ったのです
・
明治38年製 第七形
・
保証書
・
保証書も付いており間違いはないだろうとは思っていましたが、
楽器博物館のプロの学芸員の方に「鑑定」をお願いしたわけです
・
大当たりです
「共益商社書店」という当時教科書や楽譜を出版していた会社の目録(カタログ)資料があり
それに載っていました!!!
細部までまるで同じのオルガンが(目録はイラストですが)
当時の価格は60円でした
・
学芸員の梅田さん曰く、とても貴重なオルガンだということです
実際ここの博物館に展示されている同種のどれよりも古いのです
そして保証書まで付いている
・
新しいオーナーのSさんは展示されるのではなく、鳴らして使ってもらうことを希望しています
私も楽器にとってそれが一番望ましい姿と考えます
限りなくオリジナルに近い形で修復した後嫁入り先を探そうかと
・
九州の女性が中国地方に嫁いだ時に持ってきて、広島の教会で使われていたそうで、
修復後はまたどこかの教会で讃美歌の伴奏等で活躍してくれればと願っているのですが